今日、Xのタイムラインに、坂本龍一先生の最後の姿が流れてきた。
最後まで見て、涙が流れた。
人生の最後は誰にでも訪れる。避けることのできない門だ。そこをくぐる直前の姿を先生は残して下さっていた。
自らを顧みるほんのわずかな時間を頂いた。
そしてそれを流れ行く時間の中で、再度たどり着けるように道標を立てておこうと思って、暫くぶりに研究室に記事を書きたくなったのです。
私は、好きなこと、趣味が多すぎる事を言い訳に、何かに熱中すると何かは放置されます。WEBサイト作成に熱中する時もあれば、一日中キーボードを触っていたりする。
今日、戦場のメリークリスマスをもう一度弾きたくなって、楽譜を再度確認した。

前奏は夜空に輝く星たち。そしてそれは死者の魂でもあるのだろう。徐々に輝きは増し、これから起こる事が何なのか充分な長さを持って問いかけてくる。
そして幾度となく繰り返す主旋律。人生そのものである。やってみては上手くいかなくて後悔する。時に思いもよらないことが起こるが、ブレることのないメロディライン。ただただ美しい。
そして大きな別れを経験する。兵隊の行進のようにも、苦悩する主人公のようにも取れる。走馬灯のようにこれまでの出来事が巡っては消える。
そして、より一段と激しさと輝きを放ちながら、自分の信じた道を自分らしく歩き、頂きへと向かう。
しかし、向かった先にあったものは、およそ想像とはかけ離れた世界であった。
絶望。もしくは、死。なのか・・・。
最後のコードはG♭maj7で、実はイントロの一番最初のコードと一緒なのである。全く違う印象の中に全く同じものを含んでる。
輪廻転生
しっかり暗譜して、いつでも弾けるようにしておこう。先生、ありがとう。
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